空飛びたこ

アーカイブ - 記録 詞 書き散らし

X(歌詞)

2021  未公開 歌詞 

 

 

ししししししし

ししししししし

ししししししし

 

膜をはって待つ にげる むすびあう熱の和にただしさのかたちを慕う光

珪線石 るりがい 蜥蜴の心臓に危機と変調と眠りのおぼえて

どうして

 

でたらめで突き出したむっつの脚にあつまる褐虫藻のひずんで

死んだ葉っぱの真似だから身寄りもない分子雲は000101011101の落し子で

ほんとに充分なみずが流れる地中根からつつつつつつつつつつつつつ

とむかしの血の空ですら忘れるために眼を捨てたさかなたちは

ぐうぜんを名付け ふりやまぬ約束に濡れ

計画と確率 その暈のふちをもう飛べなくなってもいいのだと

どうして

ふたしかな行為のすべての目的の果てるともなき状態の記憶のまぶたにとじられてよどみ

火山礫と経験解釈の溜まりをいちいちのわたしが爪のさきまで配り

征服 負債 分化 まぐねしうむのあったはずのそこへ そこへ そこへ そこへ

そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ

そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ そこへ

 

 

そうだ それならばこれはそれならば ここに